内径公差の公差は0
ディッピング成型は液体のゾルから固体のゲルへの状態変化を利用します。
製造工程における内径の交差は存在しません。
金型は雄の金型のみで、こちらが製品の内側(内径)になります。
金型は固体なので液体側にのみ差が生じます。
(ビーカーに水をいれて凍らすと氷になった時に盛り上がる状態になりますが、
ビーカーが割れることはない理屈です。)
ビーカーが割れることはない理屈です。)
よく、ゴムの射出成型との比較で内径に公差がでないはずがないと指摘されます。
射出成型では固体の原料ゴムを固体の金型で圧縮した状態から成型しますので
成型時のゴムにはリバウンドが生じます。
これを逆算してかすかに大きめにあるいは小さめに金型を作っていますが、
製造工程時にすべての方向に(内径・内長・肉厚・外径・外長)公差が生じます。
ディッピング成型では内径に公差がでないぶん、他の成型方法に比べ、
肉厚、外径、長さ(特にディップ垂れを含む外長)が大きくなります。
(肉厚±0.3mm、内長1.0mm)
肉厚、外径、長さ(特にディップ垂れを含む外長)が大きくなります。
(肉厚±0.3mm、内長1.0mm)
外方向にも長さ方向にも圧縮する力が働いていなのでリバウンドがありません。
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