2018年10月31日水曜日

シリコンフリーの製品について


当社のSC・SCMシリーズは塩化ビニール製です。
シリコンの含有はありません。
しかしながら、離型剤にはシリコンが含有されています。

出来る限りシリコンの影響がでないようにするために
生産前にシリコン残留物を取り除いて(拭い取る)生産することは可能です。
但し、離型不良がおきないように全行程でのチェックが必要で
生産性は悪化しますので販売価格は割高になります。
詳細は営業担当までお問合せ下さい。

なお、100%シリコンフリーご希望の場合は、
当社工場で金型にシリコンをスプレー噴射しておりますので
工場自体を別に作らないと実現出来ません。

別工場の必要がない場合でも、
他社と金型の流用ではシリコンの残存を100%否定できません。
在庫品、生産品とも当社の金型を用いて
多くのお客様に流用していただいておりますので、
貴社専用の金型をお持ちいただく必要があります。
金型の費用はサイズやLOT数により異なりますので
詳細は営業担当までお問合せ下さい。


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2018年10月30日火曜日

可塑剤の滲み出しおよび揮発


当社の軟質塩ビ製品ですが、長年使用しているうちに、
含有している可塑剤が製品表面に滲み出たり(液出・溶出=ブリード現象)、
揮発する現象が発生することがあります。

詳しくは塩ビ工業・環境協会サイトをご覧ください。)
  http://www.vec.gr.jp/enbi/enbi2_3.html#16

 とりわけ、
  1. 夏に高温になる状況下(直射日光の入る倉庫など)
  2. 密封された状態(ビニール袋などにいれて完全にシーリング)
 が続きますと、ブリード現象がおきたまま揮発された可塑剤が逃げ出さず
 そのまま袋の内側や製品の外側にべとついた状態で残ってしまうことがあります。

 当社におきましては納品後1年以内にこのような現象が起きた場合
 再度生産して交換いたしますので、お申し付けください。
 但し、残念ながら1年以上経過したものにつきましては、
 無償交換はできませんのでご了承ください。

 現状、ブリード現象が起きてべとついてしまった製品につきましては、
 家庭用食器洗い洗剤で洗浄していただくことでべとつきが落ちます
 また、しばらく外気に触れさせて、可塑剤をとばすことでも改善する場合があります。

 これらの対応策については、いつでも営業担当までご相談ください

 お問合せはこちらまで →



 

2018年10月29日月曜日

公差について


内径公差の公差は0

ディッピング成型は液体のゾルから固体のゲルへの状態変化を利用します。
製造工程における内径の交差は存在しません。 
金型は雄の金型のみで、こちらが製品の内側(内径)になります。 
金型は固体なので液体側にのみ差が生じます。
(ビーカーに水をいれて凍らすと氷になった時に盛り上がる状態になりますが、
 ビーカーが割れることはない理屈です。)






















 よく、ゴムの射出成型との比較で内径に公差がでないはずがないと指摘されます。 

射出成型では固体の原料ゴムを固体の金型で圧縮した状態から成型しますので
成型時のゴムにはリバウンドが生じます。 
これを逆算してかすかに大きめにあるいは小さめに金型を作っていますが、
製造工程時にすべての方向に(内径・内長・肉厚・外径・外長)公差が生じます。

ディッピング成型では内径に公差がでないぶん、他の成型方法に比べ、
肉厚、外径、長さ(特にディップ垂れを含む外長)が大きくなります。
(肉厚±0.3mm、内長1.0mm
 外方向にも長さ方向にも圧縮する力が働いていなのでリバウンドがありません。

 製造時点での公差(内長や肉厚)と、金型の公差や製造後の気温による樹脂の収縮は別の話になりますので図面やお見積もりには掲載しておりません。


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2018年10月27日土曜日

納品のお約束について

納品についてのお知らせです。

指定納期でご注文いただきました場合
ご希望日に納品出来るよう発送手配致します。

しかしながら自社便ではなく路線便で発送するため
納品日の確約は出来ませんのでご承知下さい。
(繁忙期や天候による遅れ、その他予測不能な事態等の影響は
 当社でも把握出来ませんのでご了承下さい)

さらに納品時間の指定もお受けすることが出来ません。

ご不便をお掛け致しますがご了承下さい。



2018年7月11日水曜日

入数過多について


当社ではご注文いただきました数量に対して
意図的に多めの数量を入れるよう生産現場に指示しております。

通常の取扱製品は生産時に抜き取り検査を数回しておりますが
全数検査はしておりませんので、
万一不良品や入数不足の際にお客様に負担をかけずに
その場で処理いただけるよう配慮したものです。

なお、多めに入れた製品は納品数、請求金額には反映されておりません。

お客様で全数検査(入り数確定)をご希望の場合は
恐れ入りますが別途ご相談いただきますようお願い申し上げます。

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